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偽物のメールにご用心
秋も深まり、日ごとに寒さがつのる頃となりました。
皆様こんにちは。保育ICTシステム キッズビュー担当のポッポです。
先日、とある宅配業者からのメールにそっくりな偽物のメールが、私のもとに届きました。
よくよく見てみると送信元のメールアドレスが違った偽物のメールでしたが、一目では気づけないくらい本物そっくりなメールにドキッとしました。
偽物のメールは、騙されて指示に従ってしまうと、詐欺や個人情報流出といった被害に繋がる可能性があります。
巧妙化している偽物のメールですが、それに対抗して偽物のメールを見分けるための仕組みも日々、進歩しています。
幾つもある仕組みから、今回はSPFとDKIMを紹介します。
SPFは、メールの送信元サーバーを確認する仕組みです。
手紙で例えると、友人を名乗る手紙が心当たりの無い住所から届いた際に、“偽物だ”と判断します。
一方のDKIMは、メールが途中で書き換えられていないことを証明する仕組みです。
これも手紙で例えると、送信者がオリジナルのシールで封をして、郵便ポストに入れるイメージです。
手紙を受け取った際に、封のシールが破れていたり、送信者でないシールで封がされていれば、“途中で誰かが開けて書き換えた偽物だ”と分かります。
難しくて使い方がわからないとご心配になった方もご安心ください。
SPFやDKIMは、お使いのメールシステムによって、ひっそりと目に見えない所で行われています。
これらの他にも、詐欺が疑われる怪しい単語や文章が含まれていたり、怪しいと報告されている送信元からのメールは偽物と判断する仕組みもあります。
偽物のメールへは様々な対策が行われていますが、それでも万全というわけではありません。
メールそのものは生成AIの発達により本物そっくりのものが送られてきており、今後ますます自然な偽物が送られてくると言われています。
一番の対策は、メールを受け取る私達が意識することです。
普段メールで連絡がないようなことがメールで来る、何故か付いている添付ファイルやリンクを開かない、不安に思ったら相手に電話で確認するなど、ご自身で対策していただけることもあります。
偽物のメールによる被害を防ぐため、日頃からセキュリティへの意識を高めていただけますと幸いです。



