キッズビューだより
IT用語“MB(メガバイト)”の正体
こんにちは。保育ICTシステム キッズビュー担当のポッポです。
今回は、キッズビューでもファイルサイズを表す際に用いているMB(メガバイト)のような、とても大きな数・小さな数の表現方法について、お話ししたいと思います。
意識することは少ないかと思いますが、3MBの写真はそのまま表現すると3,000,000バイトとなります。レコーダーなどで見かける1TB(テラバイト)は1,000,000,000,000バイトです。ゼロが多すぎて、よく分からなくなってきますね。このゼロがたくさんある大きな数を分かりやすく表現するため、k(キロ:103)・M(メガ:106)・G(ギガ:109)などを利用します。
小数点以下のゼロが多い方では、m(ミリ:10-3)・μ(マイクロ:10-6)・n(ナノ:10-9)などが利用されます。天気予報などで目にするPM2.5は2.5μmの大きさの粒ですが、μを用いないと0.0000025メートルとなり、やはりゼロが多くて分かりにくいのです。
これらの便利な文字は“SI接頭辞”と呼ばれ、世界で共通の単位として定められています。世界のデータの増加などに伴い、2022年の秋には“SI接頭辞”に新たな言葉を追加することが、検討されているそうです。
新たな言葉の候補は、R(ロナ:1027)・Q(クエタ:1030)・r(ロント:10-27)・q(クエクト:10-30)の4つです。どれも非常に大きい、または、小さいもので、現在の生活からは縁遠い存在に感じます。ですが、今後のICT技術の発展に伴って大きなデータを扱うことが増えてくれば、R・Q・r・qも遠くない未来には、身近な言葉となってくるかもしれません。
ファイルを扱う際には“SI接頭辞”を意識していただくと、大きさが想像できて、ICTに少し親しみを持っていただけるかもしれません。