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環境依存文字と文字化け
みなさんこんにちは。保育ICTシステム キッズビュー担当のポッポです。
9月に入り朝や夜は幾分過ごしやすくなりましたが、日中は暑い日が続きますね。厳しい暑さももう一息かと思いますので、体調を崩されませんようご自愛ください。
さて、今回は環境依存文字について、お話ししようと思います。環境依存文字とはパソコンやスマートフォンなど、端末が変わると正しく表示されない可能性がある文字のことです。
あまり意識される機会はないと思いますが、端末では文字情報をやり取りするために、例えば“あ”には“E38182”、“い”は“E38184”のように文字を識別するための番号がまとめられた”文字コード”と呼ばれる一覧表が用いられています。
広く利用されている文字コードでは、端末同士で異なる文字コードを利用していても、お互いの対応する番号に変換して情報を正しく伝えられるよう工夫されていますが、一覧表にない番号は“?”や“□”など意味の汲み取れない文字となって表示されてしまいます。これが、“文字化け”と呼ばれる現象です。
絵文字や丸付き数字などは環境依存文字に当てはまり、パソコンでは表示される丸付き数字がスマートフォンでは”?”になったり、スマートフォンでは表示される絵文字がパソコンでは”□”になったりと、文字化けしてしまう恐れがあります。
また注意が必要なのが、端末・ソフトの開発者や個人でも独自に文字を作成して、番号を割り当てることが出来る“外字”です。主に氏名に用いられる特殊な漢字を表現するために利用されますが、作った文字データが配られた端末でしか表示できないので、環境依存文字となってしまいます。
普段なにげなく行う文字入力ですが、様々な端末が利用される昨今、相手に情報を正しく伝えられるよう、特に絵文字や丸付き数字といった環境依存文字をご利用の際はご注意くださいね。