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“機器”と“中身”の新しさの違いとは
こんにちは。保育ICTシステム キッズビュー担当のポッポです。
先日、知人に“2年前に購入したスマホは最新じゃないから、使えないアプリも多いのかしら”と相談されました。即答するには中々、難しい問題です。そこで今回は機器と中身の“新しさ”についてお話しします。
皆様が使用されているパソコン・スマートフォン等には、Operating System(OS)と呼ばれるソフトが入っています。OSは、画面表示・通信などを管理するソフトです。異なる部品で作られている機器が同じ操作で使用できるのはこのOSのおかげです。パソコン向けではWindowsやmacOS、スマートフォン向けではiOSやAndroidが有名ですね。
これらの各OSは定期的に、機器の追加・改善やセキュリティ面の強化などのバージョンアップが重ねられています。このバージョンアップはインターネットを通じて、お手元の機器に反映されます。“朝にスマホを見たら、ロック画面が変わっていた”といった事象は、この変更に依るものです。ですので、機器が2年前のものでも、OSが最新であることは多いのです。
一方で機器自体も、次々と登場する新しい部品を使って、カメラ・タッチ精度・処理速度など、能力が向上していきます。古くなった部品は、やがてOSのサポート対象外となり、機器がOSという“中身の新しさ”についていけなくなります。
また、アプリはOSを利用して動作するため、OSのバージョンがアプリの動作条件になっていることも多いようです。“中身の新しさ”を制限して、安全で使いやすいアプリを実現しているのです。その一方で、アプリ側の対応が、“中身の新しさ”に追い付いていないこともあります。“最新バージョンのOSでは現在、動作確認中です”と表示しているアプリは、“中身の新しさ”に対応準備中というわけです。
OSの改善にはセキュリティ更新が含まれることが多いため、新しいバージョンにしておくことを強くお勧めします。お手元の機器がOSのバージョンアップ対象外となってしまった際には、安全のため買い替えをご検討くださいね。